松木グループ

「総合物流業」で地域の未来に貢献へ

 ―八代市毘舎丸町の松木産業本社隣に高層の倉庫ができました。

 松木 2万平方メートルの敷地に、床面積約4400平方メートルのPPC用紙用の自動倉庫が昨年5月、完成しました。空間をフル活用できる構造になっていて、必要なものがいつでも取り出せます。倉庫の立地は用紙を生産する日本製紙さまと隣接しているため、輸送コストの削減とドライバー不足解消にもつながります。また倉庫の建設に伴い、もともと倉庫の敷地にあった、自動車整備を行う松栄整備を、八代港近くの大島町に移転して、昨年3月、「港センター工場」として開設しました。将来は冷凍・冷蔵貨物用のリーファーコンテナの修理も行えるようにして、八代港の機能強化につなげたい考えです。一方で昨年11月、倉庫の近所に、既存客のための車検受付センターと中古車販売を兼ねた「大村プラザ店」を新規オープンしました。敷地内に食品テナントを募り、にぎわいの場を提供します。このような異業種連携が地域のにぎわいにつながればと願っています。

代表取締役社長 松木 喜一氏

 ―八代港の国際クルーズ船入港数の見込みはいかがでしょう。

 松木 当社が専属総代理店を務めるロイヤル・カリビアン・インターナショナル(RCI、本社・米国)の国際クルーズ船については、今年は9便となりますが、他社分を含めると30便ほどになる見込みです。来年は大幅に増える見込みで、RCIだけで51便を予定しています。八代港は基本的にコンテナ船などが入港する工業港ですので、大型客船専用の岸壁やターミナルが別途必要です。県は、「やつしろ物流拠点構想」を策定し、八代港を国際貿易港と国際クルーズ船の拠点港とする総合的な取り組みを進めています。今年は豪華客船「クイーン・エリザベス」が入港するので、私が務める八代商工会議所会頭の立場からすると、世界の富裕層に対し九州・熊本の魅力をどうアピールするかが問われる年になると考えています。

 ―今後の計画や抱負をお聞かせください。

 松木 組織体制では、「総合物流業」を目指してグループの総合力を高め、貨物のセキュリティー管理とコンプライアンス(法令順守)体制を確保するため、グループ各社の本部機能を担う持ち株会社を設立する予定です。社員がやる気を持って働ける職場環境づくりにも取り組みます。企業価値を高め、地域の未来に貢献したいと思っています。

昨年5月に完成した自動倉庫

概要

所在地 〒866-0851 八代市毘舎丸町1-3
【電話】0965(32)6111(代表)
創業 大正13年10月
役員 代表取締役社長/松木喜一
代表取締役副社長/尾坂大介(松木運輸㈱)
代表取締役専務/松木一史
常務取締役/大谷昭次
取締役/岩坂 誠、山下勇一、佐藤耕一(社外/日本製紙八代工場事務部長)
総従業員数 420人(平成30年12月現在)
グループ企業 松木産業㈱、松木運輸㈱、大日産業㈱、松栄整備㈱、MGS㈱、八代港湾倉庫㈱(旧曙組)
事業所 (松木運輸)港事業所、熊本港シッピングサービス、佐賀営業所、その他
(大日産業)ダイニチ物流センター
(松栄整備)やつしろ港センター工場、車検のショーエイ大村店、車検のショーエイ南店
ホームページ http://www.g-matsuki.co.jp/

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