本田技研工業株式会社熊本製作所

ホンダ二輪事業の核拠点として成長

 ―ホンダにおける熊本製作所の位置付けは。

 下川 熊本製作所はホンダの国内事業所の中で最も広い敷地を誇る、国内唯一の二輪製造拠点です。大型からコミューターまでの二輪車と、発電機や芝刈機といったパワープロダクツを量産。部品生産から完成車組み立てまで一貫して行うほか、海外の工場に生産用部品を供給するなど、ホンダのグローバルな生産活動の一端を担っています。当製作所では、ものづくり力の強化、開発スピードの迅速化に力を入れています。また、独自にテストライドなどを行い、走行技術や安全性・マシンの扱いやすさといった、お客さまの多様なニーズを先取りする調査や研究にも取り組んでいます。

 ―業績はいかがですか。

 下川 当製作所には「スーパーカブ」の生産が里帰りしたほか、ATV(四輪バギー)エンジン生産の北米からの完全移管、大型二輪「GL1800(ゴールドウイング)」のフルモデルチェンジ、本格オフロードモデル「CRF450L」の新発売など、一昨年、昨年と明るい話題がありました。昨年からはヤマハへの原付のOEM供給も行っています。2018年度の生産台数は約26万台を見越しており、前年度よりも増産となる予定です。現在、欧米向けの大型二輪の生産が伸びています。アジア圏でも大型化の波が来ており、さらに生産量は増えるでしょう。今後はインドのほか、ケニアやナイジェリアなどアフリカ圏の市場も視野に入れています。現地で生産工場を建設する上で、当製作所からも多くの社員を派遣し、生産ラインの設営や技術指導などの立ち上げ支援を行います。

所 長 下川 一郎氏

 ―今後の抱負や計画をお聞かせください。

 下川 今年は熊本の地で操業して43年目。これからの10年、20年、30年先を見据えて事業の迅速化や効率化を進め、常に進化させていく所存です。また、若者や女性を含めた幅広い層にホンダの製品を好きになってもらうきっかけをつくる「コトづくり」に力を入れたいと考えています。昨年10月には、当製作所で「ホンダ・モーターサイクル・ホームカミング」を開催しました。約2500人のホンダファンが集い、生産ライン見学やバイク試乗会などを楽しまれました。これを恒例行事とし、将来はさらにたくさんのホンダオーナーにお越しいただいて、大津町をパレードしたいですね。今年は、子どもたちを対象に試乗してもらい、バイクの楽しさを感じてもらうイベントも計画。未来のホンダファンを私たちの手で育てていけるとうれしいです。

17年ぶりにフルモデルチェンジした
「ゴールドウイング」

会社概要

所在地 〒869-1293 菊池郡大津町平川1500
【電話】096(293)1111
操業開始 昭和51年1月
事業内容 輸送用機械器具製造
二輪完成車
二輪KD用エンジン
パワープロダクツ製品
パワープロダクツ用エンジン
四輪軽自動車エンジン部品
従業員数 約3,300人(2018年11月現在)
ホームページ http://www.honda.co.jp/kumamoto/
本社 〒107-8556 東京都港区南青山2-1-1
【電話】03(3423)1111(代表)

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