平田機工株式会社

世界に選ばれるオンリーワン企業へ

 ―2020年度までの中期経営計画の目標は。

 平田 売上高1000億円台定着を実現するのが3カ年での大きな目標です。11年度比で売上高2倍、営業利益5倍を達成しましたが、将来にわたって同様の成長カーブを維持するには大変な努力が必要です。今回の中期経営計画は、次のステップに向けてしっかりと基盤づくりをする3カ年にしたいですね。そうすることで「世界のお客様に選ばれるオンリーワンの生産設備システムインテグレータ」を確かなものにしたいと考えています。

 ―本社新工場建設も中期経営計画の一環ですか。

 平田 中期経営計画では設備投資150億円、研究開発費50億円を予定しており、生産設備を稼働させたまま新工場を建設しています。稼働中の工作機械を移設するための工場棟は昨年完成し、来年1月には残りの部分が完成します。新工場は将来のための“種”をつくる大切な投資と考えています。

代表取締役社長 平田 雄一郎氏

 ―昨年4月には、欧州の自動車メーカーからEV(電気自動車)関連設備を受注されました。

 平田 ヨーロッパの自動車メーカーはいずれも歴史があり、地元の自動車設備メーカーとも深いつながりを持っています。そこに初めて参入することができたというのは大きな成果です。なおかつ、ユーロ圏はアメリカ、中国に匹敵するほど大きなマーケットで、将来は電気自動車に転換することを主要国が宣言しています。世界的に見ても、EV導入が先行しているヨーロッパで先陣を切って参入できたということが非常に重要だと思います。

 ―国内ではIIJ社と共同開発したコグニティブ・ファクトリーの提供を開始されました。

 平田 当社の製造ノウハウとIIJ社の情報通信技術を融合した「未来の工場づくり」です。具体的には、納入した設備の遠隔サポートなどに活用することになりますが、どんな業種にも利用可能です。今年から業務が拡大することを期待しています。

 ―地元熊本への応援も、熱心にされています。

 平田 社員みんなが熱く応援するロアッソは、活躍を期待し、これからもしっかりとサポートするつもりです。熊本城マラソンのスポンサーも可能な限り続けたいですね。昨年は、社員が会社のロゴマークを胸に熊本城マラソンを走りましたが、沿道から「ロアッソを頼むぞ」「熊本に帰ってくれてありがとう」とたくさんの温かい声援を頂きました。その声援を受けて社員たちは「今年も走るぞ」と燃えています。私も社員たちに負けないよう、世界に選ばれるオンリーワン企業へ向けて頑張るつもりです。

本社/熊本工場

会社概要

所在地 熊本市北区植木町一木111番地
【電話】096(272)0555
事業内容 各種生産システム、産業用ロボットおよび物流関連機器等の製造・販売
設立 昭和26年12月
資本金 26億3,396万円
従業員数 連結2,244人、単体1,380人
関連会社 タイヘイテクノス㈱、㈱トリニティ、ヒラタフィールドエンジニアリング㈱ほか、海外に9現地法人を設置

熊本日日新聞社

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