株式会社肥後銀行

より地域と関わり、地方創生に貢献

 ―昨年6月、頭取に就任されました。

 笠原 会長になられた甲斐隆博前頭取からの引き継ぎは順調で、行内、グループ会社共にチームワーク良く業務が進行しています。今年の4月で熊本地震から丸3年になりますが、昨年4月にスタートした中期経営計画では「お客様と地域のために~創造的復興の実現に向けて~」を基本方針に、地元企業や経済団体、大学などの研究機関、関連自治体とも幅広く連携し、方向性を合わせて創造的復興に向けた課題解決支援に全力を挙げています。

 ―九州フィナンシャルグループの発足から3年が経過しましたが、現状と今後の取り組みについてお聞かせください。

 笠原 現状、グループの運営はとてもうまくいっています。一昨年6月に九州FG証券を設立し、銀行と証券業務の連携強化に向け一歩を踏み出しましたが、この春以降、信託業務の認可も取得し、金融機能のほぼ全てをグループの中で提供できる体制になります。こうした事業領域の拡大も統合のメリットです。グループはすでに「融合ステージ」に入っていますので、今年はその流れがさらに加速する年になります。

代表取締役頭取 笠原 慶久氏

 ―地方創生に向けた活動に積極的に取り組んでおられますね。

 笠原 観光戦略会社「くまもとDMC」への出資や、海外に向けた熊本のPR活動をはじめ、観光や農業、環境保護など、さまざまな分野で地域産業振興への貢献を続けていくことが、やがては交流人口や雇用の増加につながっていくものと考えています。昨年は、人吉市のJR肥薩線大畑駅でレストランが開設されました。これはJR九州と古民家再生を手掛けるNOTE(ノ オ ト)(兵庫県)と連携した鉄道遺産の活用事例でした。また、当行と鹿児島銀行が共同で出資しているファンドが、山鹿市や地域のブドウ生産者と連携した「菊鹿ワイナリー事業」にも投資を行い、農業振興と新たな観光拠点化を目指す動きを支援しています。今後も、これまで以上に地域に関わることで、地域社会の持続可能性を高める取り組みを進めていきます。

 ―今後の抱負をお聞かせください。

 笠原 現在、多くの企業が人手不足の状況になっており、それが復興の動きを鈍らせる懸念にもつながっています。そこでこれからは、人手不足を補うためのテクノロジーへの投資に積極的に取り組むとともに、テクノロジーと対極をなす働く人たちの心と体の健康にも注力していきたいと考えています。

「かせするもん。」のロゴマーク

会社概要

所在地 〒860-8615 熊本市中央区練兵町1
【電話】096(325)2111
設立 大正14年7月
業務内容 普通銀行業務
資本金 181億円
役員 代表取締役会長/甲斐隆博
代表取締役頭取/笠原慶久
取締役専務執行役員/山木 仁
取締役常務執行役員/土山哲司、田島 功、江藤英一、德永賢治
従業員数 2,277人
店舗数 123
グループ会社 肥銀リース㈱、肥銀カード㈱、㈱肥銀コンピュータサービス、肥銀キャピタル㈱、肥銀ビジネスサポート㈱、肥銀ビジネス教育㈱、肥銀事務サービス㈱
経営統合 平成27年10月、㈱鹿児島銀行と経営統合。
共同持株会社 ㈱九州フィナンシャルグループ設立

熊本日日新聞社

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