西日本電信電話株式会社熊本支店

ICTで熊本の創造的復興に貢献を

 ―昨年を振り返っていかがでしたか。

 前田 3月に3期目を迎えた“スマート光タウン熊本プロジェクト”では、熊本地震からの創造的復興に向けてICT(情報通信技術)を活用した「くらし、社会基盤、地域産業、交流機能」の復興に貢献していくこととしました。6月には、地元企業のIoT(モノのインターネット)技術の発信拠点および技術者の育成、県民の皆さまへの普及促進などを目的に、IoTやAI(人工知能)などのICTを活用した取り組みについて機器展示を行う「IoTスクウェアくまもと」をオープン。くまもと産業支援財団主催の“ひのくにIoTセミナー”などのイベントも実施していただきました。災害時の特設公衆電話設置を県内自治体と進めており、昨年は10の自治体と設置・利用に関する協定を結びました。

 ―スマート光タウン熊本プロジェクトについて聞かせてください。

 前田 これまでの取り組みに加え、社会基盤の(きょう)(じん)化に向けて道路状況を調査する「路面モニタリング」や、熊本市、西部ガス様と、スマートメーターとLPWA(省電力広域無線通信)を用いた「水道とガスの()える化共同実証」を行いました。交通・観光・市街地活性化については、国際スポーツ大会の機運醸成と大会会場周辺の観光施設への回遊を促すことを目的にハンドボール女子日本代表『おりひめJAPAN』の“eトレカラリー”を行いました。さらに、高臨場VR(仮想現実)実証実験も検討中です。安心・安全な街づくり分野では、南阿蘇村で児童の登下校を見守る実証実験を開始。児童の位置情報把握や不審者情報・交通事故多発地域情報の配信、スクールバスへの乗降や学校への到着のプッシュ通知などを行うものです。1次産業の分野では、これまでの農業や漁業のスマート化の取り組みに加えて、鳥獣による森林被害に対して、林野庁と連携し、森林生態系の保全と農林業被害の軽減に向けた実証実験を開始しました。

理事 支店長 前田 仁氏

 ―現在取り組まれている事をお聞かせください。

 前田 熊本地震で崩れた石垣から、彫られた観音像が発見されました。重要文化財のため、戻す前に石垣の形を残そうと「IoTスクウェアくまもと」参画企業の皆さまとともに、レプリカの作成やICTを活用した展示に取り組んでいます。

 ―今年の抱負をお願いします。

 前田 今年は国際スポーツ大会が開催されます。ICTを活用して大会成功に貢献するとともに、熊本の創造的復興に尽力してまいります。

NTT西日本熊本支店
スマートひかりスクウェアくまもと

会社概要

所在地 〒860-8519 熊本市中央区桜町3番1号
【電話】096(321)3250
事業内容 県内通信に係る電話、専用、総合デジタル通信などの電気通信サービス
設立 1999年7月
資本金 3,120億円(西日本電信電話株式会社)
ホームページ https://www.ntt-west.co.jp/kumamoto/

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