共立印刷グループ 株式会社西川印刷

当たり前を当たり前にできる会社に

 ―昨年はどのような年でしたか。

 狩野 世の中全体が新たな未来像を模索し始め、いろいろなアクションが起こる中、西川印刷も変化への対応が求められた一年でした。例えば、皆さまが欲しい商品や情報の入手は、スマートフォン1台で事足りてしまう世の中になりつつあります。これはデジタル革命であり、これまでの出版物・広告宣伝物・伝票関連などは減少しています。しかし出版では自費出版が伸び、広告宣伝ではチラシ、パンフレットは減る一方でダイレクトメールは増加しています。ほかにも、インターネット通販用の紙製品(宅配袋・箱)などは増加しています。つまり、世の中の変化にどのように対応していくのかが重要で、市場の求めには機敏に反応しなければなりません。われわれ印刷業界は装置産業と言われ、まず最新設備への投資が必要で、それにより生まれる製品が常にお客さまの要求に適合していなければなりません。そのためには、マーケティング力や柔軟な発想力、変化を(いと)わない社員の対応力が必要です。

 ―具体的な取り組みを教えてください。

 狩野 親会社である共立印刷(東証1部)と協働し、大手量販店の特殊なダイレクトメールの開発と製造を手掛け、西日本エリアの印刷から特殊加工、発送業務までを一括で受注しています。また、これまで時間、手間、経費がかかり、定番の情報しか配信できなかった折り込みチラシでは、それぞれの問題をクリアし、地域ごとに多種多様な内容に差し替えた製品の供給を行い、評価を得ています。そして、お客さまとの協働の仕方を変え、より近く、より深く関わることでミスやムダをなくす新業務プロセス(BPO事業)を拡大しています。

代表取締役社長 狩野 博紀氏

 ―今後の抱負をお聞かせください。

 狩野 「印刷業」という枠にとらわれていては、時代の変化に取り残されてしまいます。これまでの“ものづくり”で培った実直な企業姿勢と人材を生かし、お客さまとの対話を通して事業領域の拡大と開発を進めていきます。そして働き方改革を推進しつつ人手不足を補うため、異なる働き方や価値観を持つ社員が協力して組織を活性化させ、チームワークを高める手段として“(あい)(さつ)運動”を始めました。共立印刷では創業当時から、売り上げも社員も少ないが「挨拶は日本一になろう」と行われており、コミュニケーションツールとして大いに役立ちました。変化の時代にあっても、変えてはならない基本的なことです。“当たり前のことが当たり前にできる”会社を目指し、地域の方々と共にまい進します。

本社目標発表会にて

会社概要

所在地 (本社)
〒861-5514 熊本市北区飛田2丁目12-116
【電話】096(352)1121
(植木工場)
〒861-0116 熊本市北区植木町色出字松葉551-2
【電話】096(288)0610
事業内容 総合印刷業
設立 昭和49年9月
資本金 4,300万円
役員 代表取締役社長/狩野博紀 ほか
営業所 東京営業所、大阪営業所、福岡営業所、南九州営業所
従業員数 175人
グループ会社 共立印刷(東証一部上場)
ホームページ http://www.nishikawa-p.jp/

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