ナカヤマ精密株式会社

50周年を機にさらなる飛躍を図る

 ―菊陽町のテクニカルセンター隣にテクノラボの新棟ができました。

 中山 テクノラボは益城町にありましたが、熊本地震を機に菊陽町のテクニカルセンター隣に新棟を設け、昨年7月から稼働しています。ここでは研究開発とともに、半導体や自動車関連部品、検査装置などの設計・製造・組み立てなどを行っています。テクニカルセンターではナノ(1ナノメートルは100万分の1ミリ)レベルの精密部品などの設計・製造を行っています。それぞれの技術者の交流により、お互いを高め合ってもらいたいですね。西原村の熊本工場については、2020年度中の建て替えを計画しています。新工場は耐震と免震を兼ね備えたハイブリッドシステムを採用して、大きな地震に備えたいと考えています。

 ―今年は会社設立から50年目の年になります。

 中山 父が大阪でナカヤマ精密の前身である中山精密工具を設立したのが1969年でした。両親共に熊本出身でしたので、「故郷に工場を」という思いで、西原村に熊本工場を設けました。取引先は現在、全国に広がり、海外企業にも積極的にPRを図っています。宮崎県日南市のグループ会社に新工場を建設し、今後、三重県松阪市のグループ会社にも新工場の建設を予定しています。技術の進歩は目覚ましく、徹底して自動化・効率化を追求しなければなりません。その上で当社は、人間の手を加えることで機械を超える付加価値の高い製品を生み出す仕事を基本方針としています。優秀な技術者を育てていかなければなりませんので、人材育成は地道にコツコツと続けていきます。その一方で、定年後も仕事を続けたいと希望するベテラン技術者の力を生かす体制も考えていきたいと思っています。今年、50周年を迎える節目の年は、そうした足元をしっかりと固め、将来に向かって飛躍を図ります。

代表取締役社長 中山 愼一氏

 ―将来に向けた抱負をお聞かせください。

 中山 今年、私は59歳になりますので、次の経営者へのバトンタッチの準備を進めなければならないと考えています。息子には熊本、大阪それぞれの現場を体験させる予定です。昨年度は売上高28億円を達成しましたが、本年度は30億円を目標にしています。バトンタッチするまでに売上高50億円、売上高経常利益率10%台を目指します。もちろん今後も、熊本の雇用にも貢献していきたいと考えています。私は自然豊かな熊本が大好きですから、引退後は熊本に住んで、メード・イン・クマモトのものづくりを陰で見守りたいと思っています。

菊陽町のテクノラボとテクニカルセンター

会社概要

所在地 (本社)
〒532-0004 大阪市淀川区西宮原2-7-38
新大阪西浦ビル801号
【電話】06(4807)1500
(熊本工場)
〒861-2402 阿蘇郡西原村小森3606
【電話】096(279)3737
(テクニカルセンター)
〒869-1102 菊池郡菊陽町原水
上大谷3802-26
【電話】096(340)5010
(横浜営業所)
〒222-0033 横浜市港北区新横浜3-6-5
新横浜第一生命ビル4F
【電話】045(548)6952
営業所 本社(大阪)、テクニカルセンター(菊陽)、横浜営業所
事業内容 耐磨耗精密工具類、半導体・自動車・宇宙関連部品、その他精密部品の設計・製造販売
設立 昭和44年6月25日
資本金 4,800万円
従業員数 205人
役員 代表取締役社長/中山愼一
取締役/藤嶋博文、前田浩二、本間 仁
ホームページ http://www.nakayama-pre.co.jp/

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