東海大学
(経営学部 基盤工学部 農学部)

“文理融合”で次世代担う人材を育成

 ―「アジア農業シンポジウム」を4年ぶりに開催されたそうですね。

 荒木 昨年12月8日に本学熊本キャンパスで開催しました。このシンポジウムはアジア諸国における食料、農業問題をアジア全体で考えていくため、農業分野の研究活動の成果を共有し、研究者間の交流を深めようと1982年から始まった国際会議です。4年前に続き、18回目の今回も本学が会場となり、タイやインドネシアの研究者、農業従事者、高校生らが集いました。今回は「災害が農業に及ぼす影響」をテーマにさまざまな研究発表があり、蒲島郁夫熊本県知事による基調講演も行われました。

 ―尚絅大学との連携も進んでいると聞きます。

 荒木 本学の農学部は、食料生産や食品加工の研究などを専門としています。一方、尚絅大学は管理栄養士の養成のほか、栄養学的見地から研究をされています。これらの専門性を融合した、食と農をつなぐ“農食連携”で、高齢化社会へ向けたQOL(生活の質)向上を推し進めていこうと思っています。昨年は、食や健康などがテーマの科学を身近に感じてもらおうと、市民公開講座「サイエンスカフェ」や「公開講座Let’s不思議!」を開きました。このような地域貢献にも積極的に取り組んでいきたいですね。

九州キャンパス長 荒木 朋洋氏

 ―阿蘇での実習を再開されました。

 荒木 熊本地震の後、農学部は熊本市内の熊本キャンパスで授業を行っていますが、阿蘇の広大な農地を活用した「草原牛プロジェクト」など、阿蘇でしかできない特色ある教育、研究があります。そこで実習フィールドでも、昨年4月から本格的な実習を再開しており、実習棟や作業棟などの工事も本年度中には完了する予定です。また、熊本空港近くの宇宙情報センター用地に、講義棟と研究棟に加え、圃場(ほじょう)や家畜舎も備えた一体型キャンパスを整備する予定です。

 ―大学の今後についてお聞かせください。

 荒木 グローバル社会といわれ、多様な価値観が交差しています。時代は大きな変化を遂げ、社会や私たちを取り巻く問題は複雑化しています。また、少子化に向かう中、大学の新たな特色をいかに打ち出していくかが大きな課題となります。その中で私たち九州キャンパスは、本学の建学理念に基づく“文理融合”を掲げ、文系・理系の垣根を超越して幅広い視野を持ち、次世代を担っていく人材の育成を目指します。

熊本キャンパス

大学概要

九州キャンパス所在地 ■熊本キャンパス
〒862-8652 熊本市東区渡鹿9-1-1
【電話】096(382)1141
経営学部/経営学科・観光ビジネス学科
基盤工学部/電気電子情報工学科・医療福祉工学科
農学部/応用植物科学科・応用動物科学科 バイオサイエンス学科
※農学部・農学研究科の教育研究については「新キャンパス」「熊本キャンパス」「阿蘇実習フィールド」にて充実を図ります。
大学院 農学研究科 修士課程
生物科学研究科 博士課程
ホームページ http://www.u-tokai.ac.jp/

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