積水ヒノマル株式会社

「農業、食、社会インフラ」の創造を

 ―昨年はどのような動きがありましたか。

 嶋田 4月に管材・住資事業部と建設事業部を統合し社会インフラ事業部を発足させました。統合により、資材の提供から工事、アフターメンテナンスまで一気通貫で効率よく対応できるようになりました。これは一昨年の創立70周年を機に立ち上げた「100年プロジェクト」の提案で誕生したものです。また、5階建ての福岡社屋の改装も昨年11月に終わりました。耐震改修を行い、全フロアをOAフロア化し、内装も全部新しくなりました。

 ―業績の方はいかがでしたか。

 嶋田 上期(昨年4~9月)は営業利益が減少し、厳しかったですね。アグリ事業部は好調でしたが、成型品事業部は、食品容器の原材料ポリスチレンの高騰が響きました。社会インフラ事業部は震災需要の反動がありました。下期は各事業部とも堅調に推移しているので、このまま真面目にやっていけば、最終的には増収増益になると見込んでいます。

代表取締役社長 嶋田 一眞氏

 ―現在、特に力を入れておられることは。

 嶋田 当社は、1947年に熊本と福岡で営業を開始し、2000年に積水化学グループの一員となりました。17年1月には、それまでの「ヒノマル」から「積水ヒノマル」に社名を変更しました。これを機に積水グループの総合力と豊富な資源を大胆に活用し、全県にある支店を有効に使うために各営業所に在庫を拡充させ、物流の機能強化を進めています。農業は生命に一番近く、食品容器は生活に密着しており、社会インフラは暮らしの基盤です。こうした、生活に身近な分野の業務を担わせていただいていますので、「農業、食、社会インフラの創造」をテーマに、社員みんなで創意工夫をしながら地域社会に貢献できるよう、地道に頑張っています。

 ―今後の取り組みについてお聞かせください。

 嶋田 アグリ事業部は昨年4月、筑後営業所に土壌分析室を開設しました。農地の状態を確認したいというお客さまの要望に応え、田畑から採取した土を土壌分析室で詳しく分析し、そのデータを基に肥料や農薬の提案を始めています。社会インフラ事業部は、急傾斜の崩壊土砂や落石などの条件に合わせた法面の製品や工法の提案から工事、アフターメンテナンスまでを手掛けており、防災のお役に立ちたいと考えています。また成型品事業部は、地球環境保全の考え方から、万一捨てられても土中で分解できる素材の使用に取り組んでいるところです。これからも、総合商社として「変革」と「挑戦」を続けていきます。

熊本本社・支店社屋の外観

会社概要

所在地 〒862-8660 熊本市中央区九品寺5丁目7-29
【電話】096(372)4747
創立 昭和22年2月
事業内容 アグリ事業部:肥料、植薬、園芸・産業資材の販売、園芸施設等の工事
社会インフラ事業部:管工機材・住宅資材の販売、土木資材・交通安全施設、法面保護・景観施設の資材販売および工事
成型品事業部:プラスチック軽量食品容器の製造・販売、食品包装資材の販売
資本金 6億7,250万円
役員 代表取締役社長/嶋田一眞
常務取締役/田中秀一郎
従業員数 380人(2018年10月1日現在)
事業所 本社/熊本、福岡
支店・営業所/福岡支店ほか13
工場/鳥栖、関東
グループ 積水化学グループ
関連会社 タイハク㈱、ほか5社

熊本日日新聞社

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