株式会社新星

「和」重んじ、「堅実経営」を貫く

 ―社名を変更され、もうすぐ1年半になります。

 山本 建物の電気設備の設計・施工会社としてスタートし、45年が経過しました。近年は、空調や給排水設備などの設計・施工事業が拡大しており、電気関連事業の売り上げに迫る勢いです。とはいえ、社名変更は2017年8月でしたので、地域の公共工事の入札などでは、当社が電気以外の設備工事をやっていることをまだご存じない人も多いようです。そこで、新社名を告知するテレビCMでは、「熊本の空気をよりきれいに」「熊本の水をよりおいしく」「熊本の電気を守りたい」とPRしています。

 ―建設業界では震災復興工事が続いているようですが、設備工事の需要はいかがでしょうか。

 山本 行政の支援により、グループ補助金の支給を受けた物件のほか、熊本市では新たな宿泊施設の建設なども手掛け、業績は好調でした。慢性的に人手が足りない状況でしたが、そんなときだからこそ、長年お世話になっているお客さまとの信頼関係を大切にしなければならないと思い、社員にも頑張ってもらいました。今年は、10月に消費税が8%から10%になる予定ですので、一時期、駆け込み需要が膨らむと思われます。その他、災害復旧などに関連した土木事業も続くので、年末までは好調を維持できそうです。熊本地震以降は将来の需要を先取りすることで好調な業績を維持してきましたから、近いうちに必ず景気の反動が来るでしょう。そのときに備えるため、財務体質の強化に向け、自己資本の充実を図っています。

代表取締役社長 山本 盛重氏

 ―今後の展望や抱負をお聞かせください。

 山本 戦国武将の武田信玄は、「人は石垣、人は城」という言葉を残しています。それは現代の経営にも通じると思います。人材あってこその会社ですから、努力をしている社員に会社として、どう報いるかをいつも考えています。やる気があって、どんどん仕事を覚えたい人には、給与で報いるだけでなく、新しい仕事への挑戦の機会も与えなければなりません。そして、会社で働く夫を支える奥さんと家族も喜ばせたい。また、会社が今後も成長を続けられるよう、後継者を育て、経営のバトンを渡さなければなりません。創業時と違い、今は取引先からの期待も大きく、社員も増えました。その分、次の経営者には重い責任がのしかかります。ですから、急がず慌てず、最適なタイミングで決断したいと思っています。これからも、お客さまや協力会社、取引先、そして社員との「和」を重んじ、「堅実経営」を貫いていきます。

九州自動車道・熊本IC近くの本社ビル

会社概要

所在地 〒861-8044 熊本市東区神園2丁目1-1
【電話】096(380)1188
事業内容 電気設備工事設計施工、電気通信工事設計施工、空調・衛生設備設計施工、水道施設工事設計施工、消防施設工事設計施工
設立 昭和48年3月1日
資本金 3,100万円
役員 代表取締役社長/山本盛重 ほか7人
従業員数 63人
営業所 芦北営業所
ホームページ http://shinseid.co.jp/

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