税理士法人 さくら優和パートナーズ

若者が「働きたい」熊本 サポートを

 ―昨年はどんな年でしたか。

 岡野 平成28年熊本地震後の2年間は、多くの県内事業所が物理的・経済的に損害を被りました。それに対して私たちは、グループ補助金の申請や資金繰り、商材のマッチング、再建・再生などに向けて、さまざまなお手伝いをしてきました。昨年は、それらがやっと一段落し、めどが立ってきたと感じた一年でした。いわば、マイナスからゼロに戻すまでの2年が過ぎ、今後はプラスにしていく活動のお手伝いが求められていると思っています。

 ―プラスにしていくためのテーマは。

 岡野 いかに若者を熊本にとどめるか。これを実現することが、私たちが果たすべき役割の一つだと考えています。優秀な人材が県外に流出していけば、将来的な展望が描けません。若者が「ここに勤めたい」と思える魅力的な企業が熊本に一社でも増えるようお手伝いすることがテーマです。

 ―そのための具体策は何でしょうか。

 岡野 熊本の特徴の一つとして、県内志向が強い経営者が多いと感じています。県外で売り上げを伸ばさなければ市場は大きくなりません。多くの人を雇用する土壌を育てるには、県外に目を向けることが必要です。そこで、それぞれの会社に応じた戦略を立案して県外進出を応援し、市場拡大の後押しをしています。私たち自身も福岡、鹿児島にマーケットを広げ、職員は約100人規模になりました。

代表社員税理士 岡野 訓氏

 ―事業承継支援も具体策の一つですね。

 岡野 事業所が減れば当然、雇用も減るので、「拡大」と共に「残す」ことも大事です。業績は悪くないのに後継者がいなくて廃業せざるを得ない事業所をM&A(企業の合併・買収)などで支援し、一社でも多く残すお手伝いをしたいと考えています。

 ―今年の展望、計画をお聞かせください。

 岡野 私たちは事業承継支援だけでなく、黒字化支援、資産形成・防衛支援にも重点的に取り組んでいます。黒字化支援については、私たちが開発・監修に関わった経営管理アプリを今年さらに普及させることで、貢献したいですね。また、これからの「100年生きる時代」に向けては、長く生きるリスクが今後、顕在化してくると思います。働いているうちに30年、50年先を見越していかに資産形成していくか。資産形成・防衛支援は経営者にも従業員にも必要です。その支援を充実するため昨秋、金融庁から金融商品仲介業の免許を取得しました。会計事務所系では大変珍しいと思います。これらの取り組みを通じて、今年も県内企業の支援に力を注ぎます。

さくら優和パートナーズ熊本本部スタッフ

概要

所在地 〒860-0862
熊本市中央区黒髪1丁目11-10
TOKOビル2階
【電話】096(341)1555
設立 2002年4月
事業内容 税務・会計業務全般、事業承継、相続
資本金 2,522万円
役員 熊本本部代表/岡野 訓
福岡本部代表/藤田ひろみ
鹿児島本部代表/岩元耕兒
従業員数 100人
事業所 熊本本部、福岡本部、鹿児島本部
ホームページ http://s-ket.com/

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