株式会社熊本ホテルキャッスル

60周年に向け、さらにサービス向上

 ―昨年はどのような年でしたか。

 斉藤 当ホテルは2016年3月まで29年連続の黒字を達成し、累積赤字を解消しました。その矢先に熊本地震が発生し、その影響で30年ぶりの赤字を計上しましたが、復興初年度に当たる昨年3月期決算では、再び黒字に転じ増収増益とすることができました。来年は60周年を迎えます。これもひとえに行政や関係各位の力強いご支援、お客さまの長年にわたるご愛顧のたまものと感謝しています。

 ―宴会、ウエディング、宿泊など各部門の状況を教えてください。

 斉藤 宴会・レストラン部門については、サービスと料理の質の向上はもちろん、新メニューの開発、DMの発送など販売促進に努めた結果、「桃花源」を筆頭に売り上げは好調です。ウエディング部門は震災後に落ち込みましたが、昨年から予約が増え始め順調に推移しています。「両親の思い出の場所で自分たちも将来を誓いたい」と、親子2世代・3世代にわたって当ホテルで結婚式を挙げられるお客さまもおられます。これからも、ご縁をつなぐ幸せの瞬間を精いっぱいお手伝いさせていただきたいですね。宿泊部門は、インバウンド(訪日外国人)客の利用も徐々に戻ってきていますが、震災前に比べるとまだ60%程度です。近年は香港や台湾からのFIT(個人・グループ客)が増えているため、当ホテルではネット予約による宿泊プランを提供するなど、受け入れ体制の強化に努めています。

代表取締役社長 斉藤 隆士氏

 ―今後の展望は。

 斉藤 今年は県内で大きな国際スポーツ大会があり、宿泊客の増加が見込めますが、その期間だけでなく、再度熊本に足を運んでもらえるような努力が必要でしょう。年間通した宿泊需要の安定確保は、インバウンド客の復活に懸かっていると考えています。そのためには、熊本の観光資源である阿蘇と熊本城の一日も早い復旧が望まれます。今後、熊本市中央区桜町再開発、JR熊本駅ビル開発ではホテルの新規開業が予定されており、各ホテルがしのぎを削っていくことになるでしょう。地元ホテルとしての伝統を守りながらも、熊本の経済や人の動向などをしっかりと見極め、2年後をめどに新機軸を打ち出していきます。私どもの仕事は、お客さまに喜んでいただくことが第一。当ホテルは料理が命です。手抜きを一切せず、おいしさを徹底的に追い求め、お客さまにいつでも何度でも満足していただける料理とサービスをご提供できるよう、これからも努めます。

歴史と伝統を守りながらもたゆまない進化を続け、“さらに美味しいホテル”を目指す

会社概要

所在地 〒860-8565 熊本市中央区城東町4-2
【電話】096(326)3311
事業内容 ホテル業、政府登録ホテル
設立 昭和35年4月20日
資本金 9億6,000万円
役員 代表取締役社長/斉藤隆士
専務取締役総支配人/横山雄治
常務取締役管理本部長/岩田憲二
取締役/與縄 董、上野景昭、吉村浩平、長野和男、出田敬雄、古荘貴敏、本松 賢、藤井章生、久我彰登、上野 淳、内山秀成、西村浩二、松田祐一、角田吉顕
常任監査役/安楽純一
監査役/甲斐隆博、川波 弘(以上在熊役員)
調理顧問/善家 繁、川上洋信
館外店舗 中国四川料理「桃花源」銀座店(東京・銀座グランドホテル内)
「キャッスル ワールド」(鶴屋百貨店内)
肥後めしや「夢あかり」(桜の馬場城彩苑 桜の小路)
ホームページ https://www.hotel-castle.co.jp/

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