株式会社熊本放送

テレビ放送60周年 地域密着を強化

 ―昨年は開局65周年イベントが多彩でした。

 上野 「細川ガラシャ展」をはじめ、「体感妖怪アドベンチャーGeGeGe水木しげるの妖怪天国熊本」「震災復興『ソラカラ』コンサートwithサラ・オレイン」「ラーメン女子博2018」などを開催し、たくさんの方にご来場いただきました。テレビでは、8月に当社の看板番組である「週刊山崎くん」「WELCOME!」「土曜の番組」を合体させた3時間の生特番を放送、平均視聴率9.7%、最高視聴率13.1%と高い数字を残すことができました。

 ―テレビを取り巻く環境の変化に、どのように対応されていますか。

 上野 昨年12月からBSやCSで、「新4K8K衛星放送」が始まりました。地上波ではこれから具体的な計画が決まっていくと思いますが、来たるべき時代に向けて当社も準備を進めていきます。今年は4Kに対応したカメラや編集機材など設備の補強を図ります。当社制作の「ソラカラ」で既に取り組んでいますが、4Kの特長を生かしたカメラワークや音響効果を生かしたコンテンツ制作の経験を積んで放送開始に備えていきます。また近年はパソコンやスマートフォンによる番組視聴者も増えてきており、会員制交流サイト(SNS)やメールマガジンなどを使った情報提供やファン層の拡大も必要となっています。さらに地上波番組のネット同時配信(サイマル放送)への対応、「熊本城マラソン」や「招待高校野球」の動画配信など、さまざまな研究をメディア推進部が中心となり進めています。

代表取締役社長 上野 淳氏

 ―今年はテレビ放送開始60周年を迎えます。今後の展望をお聞かせください。

 上野 春に向けてテレビの番組改編を予定しています。「攻めの編成―密度の濃いスピード感のあるワイド番組―」をキャッチフレーズに、生放送にこだわった番組作りを計画しています。また民間先発局として蓄えた古くからの映像などを生かした番組制作や「一番古いからこそ一番新しくなる!」をコンセプトに、新時代への取り組みも行います。今後は「地域密着」をより強化し、県内各地の祭りの音や鍛冶屋の音などを放送する「残したい熊本の音風景」をラジオで展開、テレビでも「新・熊本の残したい風景」をニュース番組の中で放送しています。地域のいいものを後世に伝え残すのも私たちの役目です。そして、ローカル局としては「災害報道をやりきる」使命もあると感じています。熊本地震からの復興の過程を全国に報道すべくキー局に働き掛けていき、風化させないことにも力を注ぎます。

放送開始から26年目となる「週刊山崎くん」は、昨年4月から新MCに熊本市出身の女優・宮崎美子さんを迎え、さらに熊本に密着した話題を伝える

会社概要

所在地 〒860-8611 熊本市中央区山崎町30
【電話】096(328)5511
事業内容 民間放送事業(ラジオ・テレビ)
設立 昭和28年7月
資本金 2億円
役員 代表取締役会長/秋岡廣宣
代表取締役社長/上野 淳
常務取締役/有働祥三、沼野修一、筬島一也
取締役/坂口洋一朗
従業員数 116人
支社 東京支社、大阪支社、福岡支社
関連会社 ㈱RKKメディアプランニング
熊本産業文化振興㈱
㈱エヌ・アイ・ケイ
㈱RKKカルチャー
ホームページ http://rkk.jp/

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