熊本中央信用金庫

これからも信金らしく地域に根差す

 ―昨年はどんな一年でしたか。

 沼田 震災から2年あまりが経過し、復興に向けた取り組みが加速した年ではなかったかと思います。3月3日・4日、グランメッセ熊本で開催した「第4回くまもと県南フードバレーフェスタ」には約3万人のお客さまに来場いただき、大盛況でした。お客さまと一体になった活動は今年も継続していきたいと考えています。また、城南信用金庫の呼びかけで、9月19・20日には東京国際フォーラムで「よい仕事おこしフェア」が開催されました。今回は、全国の信用金庫の協力のもと、実行委員会の九州代表として参加しました。昨年に続く「興こし酒プロジェクト」では47都道府県のお米で純米大吟醸酒「絆舞」を1万3000本製造し、お披露目することができました。イベントでは、47都道府県のお米で炊いたご飯をおむすびにしたり、全国の素材で作った鍋物を販売するなどして大好評でした。なお収益は、熊本地震や東日本大震災、昨年の西日本豪雨被災地支援に寄付をさせていただきます。同フェアには当庫のお取引企業5社が参加し、自社の技術やサービスをPRされ、販路拡大につながる新たな取り組みへの気づきなど収穫があったようです。

 ―働き方改革への取り組みはいかがでしょうか。

 沼田 残業を減らすために、ペーパーレス化や事務作業の機械化を通じて、仕事の効率化に取り組んでいます。金庫内の事務改善委員会を生産性向上委員会に名称を変更し、抜本的な生産性の向上を目指しています。職員の意識改革はまだまだですが、形だけでなく本質的な改革が必要だと考えています。

理事長 沼田 雄一氏

 ―今年の抱負をお聞かせください。

 沼田 お取引先事業所の6割以上の経営者が60歳以上ということから、事業承継が大きな課題となっています。後継者が決まっていない事業者も多いので、まずは現状の把握と分析が必要です。必要に応じて、事業引継支援センターにつなぎ、信金キャピタルなどを通じてM&A仲介にも取り組んでいきます。女性の活躍にも期待しています。次長クラスではすでに女性が活躍していますので、今後は店長、役員クラスで活躍してもらいたいですね。また今年は3月で第5次中期経営計画が終了します。3年前、計画を立てた直後に熊本地震が発生し、スローガンを「がんばろう熊本!支えよう つなげよう 応えよう 地域やお客さまとともに」に急きょ変更しました。新たな計画は、復興の次の段階と創立100周年を見据えますが、これからも、信用金庫らしく地域に根差したものにしたいです。

熊本中央信用金庫 本店

概要

所在地 〒862-0973 熊本市中央区大江本町1番6号
【電話】096(366)1111
創立 大正12年12月5日
役職員数 240人
役員 理事長/沼田雄一
常務理事/岡本浩幸、池﨑龍彦
常勤理事/原口啓二、猪俣和也、松高逸夫、大西浩司
常勤監事/開田米藏
非常勤理事/坂田信介、嶋田一郎、永田洋一
非常勤監事/林田直志(員外)、後藤 博
店舗数 19店舗
資金量 1,959億円(平成30年9月末)
ホームページ http://www.kumachu.jp/

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