熊本大同青果株式会社

新体制で業務拡大、多角化など推進

 ―5月に社長就任されました。新社長としての目標をお聞かせください。

 月田 経営面では前社長(現会長)の手法を踏襲しつつ、自分なりにブラッシュアップを図りたいと考えています。私が取り組みたいことの一つは、田崎市場に事業所を置く当社に持たれる「朝市」のイメージを払拭することです。朝が早い仕事ですが、全社同一にしていた出勤時間を部署ごとの裁量に任せ、決めてもらうことにしました。出勤時間を全体的に遅くし、時短勤務にも取り組んでいます。また、事業の多角化も前面に打ち出していきたいです。野菜の通販事業や乾燥野菜の製造・販売事業をはじめ、不動産業、リース業、倉庫業などを展開するグループ企業全体で、イメージアップを図っていきたいと考えています。

 ―乾燥野菜製造工場が完成しました。

 月田 乾燥野菜「HOSHIKO」の製造工場を、昨年12月に完成させました。これにより大量かつスピーディーな生産が可能になります。国内販売だけにとどまらず、野菜栽培が困難な海外地域への輸出にも期待が持てます。また、国産の冷凍野菜販売事業にも進出しようと準備を進めています。そのほか、加工原料用タマネギの自社栽培では、年間1500トンの収穫を目指します。3月には全国の市場関係者に呼び掛けて()(じょう)を見学していただき、販売対策会議を開く予定です。

代表取締役社長 月田 潔孝氏

 ―企業主導型保育園も開園されましたね。

 月田 当社には結婚後も仕事を続ける女性社員が多く勤務しており、育児中の社員が子どもを預けて安心して働けるようにしてあげたいとの思いから、園の開設に至りました。社員の利用は無料で、現在16人のお子さんをお預かりしています。福利厚生は、できる限り充実させたいという思いです。中でも、朝から利用できる社員食堂は月額5千円で食べ放題のため、社員に喜ばれています。

 ―今後の展望や抱負をお聞かせください。

 月田 当社は5年前からアメーバ経営を取り入れ、部門別採算制度を導入し、経営会議を社員に公開するなど、経営意識を持つ人材育成に取り組んできました。その結果、各部署長がビジョンを持つようになり、社員の採算意識も高まっています。今後も、自分のビジョンを持てるような人材を多く採用し、さらに成長していきたいと思います。今年は、2021年に迎える創業60周年に向けたビジョンを打ち出そうと考えています。60周年には、社員の家族を集めたイベントなども行いたいですね。

昨年12月に完成した「HOSHIKO」製造工場

会社概要

所在地 〒860-0058 熊本市西区田崎町484
【電話】096(323)2500
事業内容 青果物卸(市場経営)
設立 昭和36年3月
資本金 3,000万円
従業員数 229人(関連会社、パート含む)
役員 代表取締役会長/月田求仁敬
代表取締役社長/月田潔孝
取締役副会長/河端正隆
取締役副社長/梅田孝巳
専務取締役(葉茎菜部担当)/竹原由幸
常務取締役(根菜部担当)/河添洋平
常務取締役(果実部担当)/永田健二
常務取締役(特販部担当)/白石芳久
常務取締役(管理本部担当)/緒方大介
取締役果菜部統括部長/吉田宏人
監査役/久峨章義
グループ企業 熊本大同ホールディングス㈱、㈱大同リース、㈱HOSHIKO Links
ホームページ http://www.oyasai.ne.jp/
http://www.10831.jp/

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