熊本第一信用金庫

相談相手として頼られる存在に

 ―昨年は特徴のある商品を出されました。

 豊住 個人向けには、借入期間35年の全期間固定金利型の「新型住宅ローン」、事業者向けには同25年で全期間固定金利型の「新規設備投資用事業者ローン」を商品化しました。また、事業資金を除く各種ローンに安心保証をプラスした「各種団体信用生命保険付証貸ローン」を5月から販売しています。これは、個人ローン債務者が、がん、脳卒中、心筋梗塞の3大疾病や死亡、高度障害に該当した場合、借入金残高全額を保険金で充当するというものです。返済期間が5年、10年と短い商品にこの保険を付けたという点で画期的だと言えます。お客さまの状況の変化に備えた商品で、本業を通じた地域貢献だと思っています。

 ―商品開発はどのように進められていますか。

 豊住 若い層をターゲットにした商品はやはり若い職員を中心に進めます。私たちのお客さまは60歳以上が多いのですが、少し長いスパンで若い世代のお客さまを増やしていくための取り組みを強化していきたいと考えています。15歳から25歳までの学生の皆さんには、ATMの利用手数料を学生の間ずっと無料にする「学割サービス」を提供しています。また、信用金庫のセントラルバンクである信金中央金庫がスマートフォン決済サービスを手がける「Origami(オリガミ)」(東京)と資本・業務提携し、QRコード決済の導入に向け、動き出しています。今後、信用金庫に口座を持ち、取引する若い世代をどう増やしていくかは大きな課題です。

理事長 豊住 賢一氏

 ―阿蘇草原再生募金や子ども向け金融教室、婚活パーティー開催などを継続されていますね。

 豊住 「阿蘇草原再生定期預金」の預金総額に応じた寄付は6回、「Kidsしんきん教室」は7回を数えます。お取引先のお子さんや従業員などを対象にした「めぐり逢いパーティー」も今年で5回目となります。教室やパーティーは改善を図りながら回を重ねてきました。地域貢献につながる事業は続けていくことが大事だと考えています。

 ―今年の展望、計画などお聞かせください。

 豊住 今年の熊本は桜町の再開発ビルが開業しますし、消費税増税に伴う国の景気対策もあるでしょうから、景気は全般に良いかと思います。しかし、長い目で見ると心配もあります。私たちはお客さまの相談相手となって少しでも不安解消を図り、「取引して良かった」と実感していただける存在でありたいと思っています。そのためには人材育成です。顧客ニーズをつかめる職員を育てていきます。

熊本第一信用金庫本店ビル

概要

所在地 〒860-8681 熊本市中央区花畑町10-29
【電話】096(355)6111
設立 昭和25年8月1日
出資金 36億4,400万円
役職員数 253人
店舗数 24店舗
役員 会長/森本 孝
理事長/豊住賢一
専務理事/鴻池卓児
常務理事/渡邉祐一
常勤理事/東 信治、荒尾俊比古、石田誠也
常勤監事/古閑健一、村中研一
非常勤理事/粟津勝蔵、菊田廣文、倉岡伸行
非常勤監事/古田邦昭、尾上達也
関連会社 ㈱いっしんサービス

熊本日日新聞社

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