熊本銀行

グループの総合力で熊本に貢献を

 ―昨年は熊本市中央区帯山に無人店舗「サテライトプラザ保田窪」を開設され、話題になりました。

 竹下 お客さまと銀行との接点は、ますます多様化しています。そこで、銀行店舗の在り方も考え直す時期に来ていると考え、昨年6月、保田窪支店を約1.2キロメートル離れた託麻支店内に移転して「店舗内店舗」とし、保田窪支店跡地には無人店舗を開設しました。無人店舗にはプライバシーに配慮したブースを設け、お客さまとはテレビ電話やタブレット端末を通じて、本店の行員が対話しながら、新規口座開設や住所変更などの手続き、相続など、お取引に関するご相談に対応しています。その他、ATMや通帳記帳繰越機、税金や公共料金のセルフ収納機を設置し、お客さまが簡単でスピーディーにお手続きできるようにいたしました。

 ―ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)の「FFG証券」熊本支店を昨年5月、熊本銀行本店内に開設されましたが、その狙いは何ですか。

 竹下 銀行(銀)と証券会社(証)の垣根は低くなっています。お客さまは銀行で扱えない株式や債券など幅広いニーズをお持ちです。そこで、これまでは「銀証連携」を行ってきましたが、それを一歩進め、「銀証一体」を新たな合言葉に、資産運用のワンストップサービスを目指して、本店内にFFG証券熊本支店を開設しました。開設以降、株式や債券の購入を中心に、順調にお取引が拡大しています。

取締役頭取 竹下 英氏

 ―昨年7月には、スマートフォン(スマホ)を使った買い物代金決済サービス「YOKA!Pay(よかペイ)」の取り扱いも始められました。

 竹下 これは、当行やグループ行に口座を持つお客さま向けのキャッシュレス決済サービスです。近年、中国などで利用者が急増している「Alipay(アリペイ)」にも対応しており、インバウンド(訪日外国人)の代金決済手段にもなります。

 ―今後の方向性についてお聞かせください。

 竹下 当行が熊本に特化した銀行であることに変わりはありません。銀行は“地域経済を映し出す鏡”のようなもので、地元の活気がなければ、銀行だけが良いということはありません。そこで今後も、地元企業の経営課題を一緒に解決していくため、また、個人のライフステージごとのニーズに合った商品やサービスを提供していくため、コンサルティング業務を強化し、ふくおかフィナンシャルグループが持つ「ネットワーク」「情報」「人材」など、グループの総合力を発揮して、金融機関としての価値を高めていきます。

熊本銀行の“YOKA! Pay”

会社概要

所在地 〒862-8601 熊本市中央区水前寺6丁目29-20
【電話】096(385)1111
設立 昭和4年1月
資本金 338億円
役員 取締役頭取/竹下 英
取締役副頭取/青柳雅之
取締役専務執行役員/川波 弘
取締役常務執行役員/野村俊巳 池田 稔 米村康弘
非業務執行取締役/白川祐治
監査役(常勤)/岩下典嗣
役職員数 929人
支店等 70店(うち出張所1店)
(平成30年9月30日現在)
ホームページ http://www.kumamotobank.co.jp/

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