株式会社九電工熊本支店

技術管理者、技能工育成に注力

 ―昨年の事業状況はいかがでしたか。

 陶山 熊本地震から2年がたち、配電事業については、震災前の状態に戻りつつあると思います。震災では他県の支店や営業所から多くの人を派遣してもらいましたが、昨秋は大型台風により停電などの被害が発生した長崎や鹿児島などへ、震災の時に助けてもらった恩を返したいとの思いで熊本から復旧応援要員を派遣し、仕事にあたりました。今年は、熊本市の中心市街地のランドマークとなる桜町地区の再開発事業や熊本市民病院が完成し、JR熊本駅白川口の駅前ビル建設が2021年春の完成を目指して始まります。今後も熊本の街の発展に貢献していきたいと考えています。

 ―工事の増加に伴い、技術者の育成が必要になりますね。

 陶山 人財育成こそが当社グループの企業価値を高めると考えています。グループを挙げて技術・技能を伝承していくため、佐賀県基山町にある研修施設「九電工アカデミー」で、現場で作業にあたる技能者や現場監理者の育成に努めています。熊本県内の高校からも毎年40人ほど採用し、入社して約3カ月から半年間、しっかりとした新入社員研修を行い、配属以降は、年次ごとにレベルにあった研修を行っています。次世代リーダーや所長候補者の養成研修なども実施し、研修内容はかなり充実してきました。

上席執行役員支店長 陶山 和浩氏

 ―「働き方改革」への取り組みはいかがでしょう。

 陶山 営業所ごとに具体的な目標を掲げて取り組みを進めています。働き方改革は上司が部下へ一方的に方針を押しつけるだけではうまくいきません。残業や休暇の取得などについても、上司や同僚に相談しやすい職場環境づくりが必要になります。私もできる限り時間を見つけて営業所や現場に足を運び、社員の働き方を実際に見て、言葉を交わすようにしています。また昨年、社員の健康と明るく活気に満ちた職場づくりに向けた「健康経営宣言」を発表し、社員一人一人が自分の健康を管理する取り組みを進めています。

 ―息の長い地域貢献活動をされています。

 陶山 「さわやかコミュニティ旬間」は、昨年で50年目を迎えました。熊本市にある各営業所と関連会社は白川の清掃活動を行い、各地域の営業所はその地域の施設清掃や老健施設の電灯取り替えなどを行いました。今後も地域に根強く密着しながら、活動を続けていきたいと思っています。

熊本支店ビル

会社概要

所在地 〒860-0811 熊本市中央区本荘6丁目17-21
【電話】096(366)2152
業務内容 電気設備工事設計施工、配電線工事設計施工、空調・衛生設備工事設計施工、情報通信設備工事設計施工、プラント設備工事設計施工、環境設備工事設計施工、防災設備設計施工、エコ・関連事業省エネ計画、再生エネルギー事業調査設計施工、メンテナンス業務
設立 昭和19年12月1日(本社)
資本金 125億5,506万円
役員 代表取締役社長/西村松次 ほか37人
従業員数 6,657人
営業所 熊本支店ほか県内13営業所
関連会社 ㈱熊栄電設、㈱肥後設備、㈱球磨電設(県内)
ホームページ http://www.kyudenko.co.jp/

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