株式会社あつまるホールディングス

事業やスポーツ通じ地域に活力を

 ―地場企業の雇用支援に取り組まれています。

 島田 週刊求人情報誌「あつまるくんの求人案内」を発行して39年目を迎えます。人材確保はいつの時代も楽ではありませんが、有効求人倍率は熊本地震後福岡を抜き九州で一番高く、県外への求職者流出もあり、特に建設土木業での人手不足は復興の妨げとなっています。“人財”は、企業が「選ぶ時代」から求職者に「選ばれる時代」となりました。当社では求人案内、ゲットサポート、NET媒体あつナビ、あつまるくんのシゴトフェアなど複合求人メディアで、求職者に訴求しています。今年、中央区桜町に複合施設が開業します。JR熊本駅の再開発も進んでおり、街づくりには人が必要です。しかし同エリアの他の職場からの転職では雇用人員は増えません。“人財”の取り合いではなく、都市圏からのUIJターンや、大学、高校の新卒者地元雇用、主婦層のパート増といった新たな雇用創成が重要です。

 ―求人以外の事業の現況を教えてください。

 島田 山鹿市に養蚕工場を建設し、シルク生産を開始して3年目に入りました。年間50トンの出荷量を目指しています。シルクの生産は試行錯誤の連続で、熊本大学や九州大学など専門の研究機関のアドバイスを頂きながら研究開発を進めてきましたが、今年は実用化に大きく踏み出す年となります。「やまがシルク」をブランド化し、アパレル関係だけでなく、医薬品や健康食品、化粧品など幅広い分野に販路を広げていきたいと思っています。山鹿市を養蚕関連事業の一大拠点として、シルク産業の集積地「シルク・オン・バレー」にするのが夢です。県内には文化や観光、特産品など独自の魅力を持った地域がたくさんあります。地域が活性化すれば雇用も生まれ、県全体のパワーアップにもつながるのではないでしょうか。ゴルフ場については、宇城市の「あつまるレークカントリークラブ」、阿蘇市の「あつまる阿蘇赤水ゴルフ倶楽部」共に好調です。

代表取締役社長 島田 俊郎氏

 ―今年、熊本県で女子ハンドボール世界選手権が開催されますね。

 島田 県のハンドボール協会長として男子大会以来22年ぶりの世界大会を成功させ、地域の発展につなげていきたいですね。そのためには行政、企業、県民が一つになって大会を盛り上げ、支えていくことが大切です。今年はラグビーワールドカップやインターハイなど大きな大会も県内で行われます。スポーツ観戦や観光で多くの方が熊本を訪れ、大きな経済効果が期待できます。その一翼を担い、熊本をさらに元気づけられるよう努めます。

2017年4月に竣工した「NSP山鹿工場」

会社概要

所在地 〒860-0012 熊本市中央区紺屋今町14
【電話】096(322)6610
設立 昭和56年7月16日
資本金 昭和56年7月16日
事業内容 「あつまるくんの求人案内」「ゲットサポート」など毎週16誌の求人情報誌出版、行政就職支援受託事業、求人サイト「あつナビ」運営、人材派遣・紹介事業、機密文書溶解事業、「あつまるレークCC」「あつまる阿蘇赤水ゴルフ倶楽部」「あつまる阿蘇高原ホテル」ゴルフ場・ホテル経営、アグリビジネス事業
代表 代表取締役社長/島田俊郎
従業員数 313人(平成30年11月現在)
事業所 名古屋、北九州、福岡、久留米、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島、ゴルフ場(宇城市・阿蘇市)
関連会社 農業生産法人 株式会社あつまる山鹿シルク(山鹿市)
ホームページ http://atsumaru-hd.jp/

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