味岡生コンクリートグループ

災害予防・復興の役割強化を推進

 ―昨年の県内の生コン出荷実績はどうでしたか。

 味岡 県内にある9つの生コンクリート協同組合のうち、熊本地震後の復興事業が多かった熊本地区と阿蘇地区は出荷実績が堅調でした。一方、中部有明、城北、宇城、八代、人吉球磨、水俣、天草の各地区では出荷実績が伸び悩みました。2018年4月から10月までの県全体の累計では、前年同期比108.9%で、やや増という状況です。

 ―今年の県内での生コン需要の見通しは。

 味岡 熊本地震から3年がたち、地震後の復興需要については一段落するとみています。また、熊本市中心部の桜町再開発についてもほぼ完了することになります。それ以外では、JR熊本駅周辺整備事業が今年から始まりますし、熊本西環状線への生コン供給も残っています。公共施設については大型案件が多少残っていますが、20年には大きく需要が落ち込むとみています。

代表取締役 味岡 和國氏

 ―熊本県生コンクリート工業組合理事長として、組合員の経営安定化のための共同販売事業に取り組まれています。現在の状況はいかがですか。

 味岡 17年に県内の9ブロックすべてで、完全な共同販売事業が実現しました。一方で、業界全体に共通する課題ですが、生コン企業の事業承継問題や後継者不足が深刻になりつつあります。また、若い人材だけでなく、ミキサー車の運転手についても人手の不足が見られるようになりました。人材の確保については、専門学校、工業高校、高専などの生徒・学生を対象とする職場体験を積極的に行うと同時に、コンクリート全般や品質管理についての解説書を生徒・学生の皆さんに無償配布して、業界への理解を深めてもらっています。

 ―味岡生コンクリートグループの今年の目標は。

 味岡 さらに飛躍する年にしたいと考えています。生コン需要の大きな伸びが望めない時代になり、全国的に生コン工場の集約化が進んでいます。その中で、企業の集約化のお手伝いをすることで採算が取れる企業体をつくりたいと思います。ただ、新規投資についてはマーケットの状況をよく見極めてから慎重に進め、企業体の拡大に併せて社内環境の整備にも積極的に取り組むつもりです。日本は災害列島です。昨年も全国各地で噴火災害、地震災害、集中豪雨災害が多発しました。台風も大型化しています。災害予防、災害復興に生コン業界の存在は欠かせません。その役割をしっかりと果たしていくことが、熊本県生コンクリート工業組合理事長としての私の役割だと考えています。

熊本味岡生コンクリート㈱
第一工場戸島新社屋

概要

所在地 〒868-0415 球磨郡あさぎり町免田西3278
【電話】0966(45)0100
設立 昭和62年11月30日
業務内容 生コンクリート製造販売
資本金 3億740万円(グループ計)
役員 代表取締役/味岡和國
従業員数 441人
関連会社 滋賀味岡生コンクリート㈱、広島味岡生コンクリート㈱、味岡ヤマト生コンクリート㈱、味岡江崎生コンクリート㈱、長崎味岡生コンクリート㈱、大分味岡生コンクリート㈱、味岡ガイナン生コンクリート㈱、熊本味岡生コンクリート㈱、味岡有明生コンクリート㈱、宮崎味岡生コンクリート㈱、味岡西諸地区建設事業協同組合、鹿児島味岡生コンクリート㈱、味岡㈱、味岡マシナリー㈱、味岡リース㈱、味岡安全機材㈱、九州味岡エナジー㈱、三洋開発商事㈱、味岡アイキ生コンクリート㈱、味岡南ヶ丘農園㈱、味岡三和生コンクリート㈱、味岡三和砕石㈱、味岡葦北中央生コンクリート㈱
ホームページ http://www.ajioka-namakon.co.jp/

熊本日日新聞社

Copyright(c)2019 Kumamoto Nichinichi Shimbun. All rights reserved.

無断転載は禁じます。
「プレジデント倶楽部2019」に掲載の記事、写真等の著作権は
熊本日日新聞社または、各情報提供者にあります。
一部の文字は本来の表記と異なる場合があります。
ブラウザによっては情報の一部が欠如、
あるいは正しく表示されない場合もあります。