|
山鹿市のほぼ中央に鎮座する、巨大な切り妻屋根。重厚さと”ハイカラさ”がマッチした芝
居小屋、国指定重要文化財「八千代座」だ。
八千代座は明治43年、山鹿市実業界の有志
によって建てられた。以後、演劇や映画など山鹿市民の娯楽場として親しまれたが、昭和40年代からは閉鎖状態に。
老朽化による危険から「取り壊し」意見も出
たが、山鹿市民の熱心な保存運動により、平成
8年10月、市による”大修理”が始まった。
平成13年5月。4年がかりの工事が終了。
江戸時代の芝居小屋の伝統を受け継ぐ貴重な
歴史遺産は、全盛期の姿を再び現した。
現在では、歌舞伎や落語の公演。カラオケや
民謡、舞踊の発表会など市民にも活用されてい
る。
八千代座を管理する石橋和幸さんは、「八千
代座は、文化財、観光資源と様々な面を持つ生
きた芝居小屋。この素晴らしい山鹿市民の遺産
を、次世代を担う子供たちにもっと活用しても
らえるよう知恵をしぼりたい」と語る。
山鹿繁栄の象徴だった八千代座。
街の新たなシンボルとして、また商店街振興
と観光振興の起爆剤としても、市民の熱い期待
が寄せられている。
(2003年10月11日 撮影・編集 堀)
|