【さよなら「SLあそBOY」】
 




  2005年8月28日、「SLあそBOY」の愛称で親しまれた8620型蒸気機関車が、熊本−宮地間を最終運行した。熊本駅や宮地駅には多くのファンが駆けつけ「SLあそBOY」との最後の別れを惜しんだ。

 

 SLあそBOYは、1922(大正11)年に製造された「8620型」蒸気機関車。「ハチロク」の愛称で呼ばれ九州各地で活躍した。その後、ディーゼルカーや電機機関車に舞台を奪われ1975(昭和50)年、国鉄湯前線(現・くま川鉄道)の運転を最後にいったん引退した。

 人吉市矢岳駅前のSL展示館に保存されていた「ハチロク」を修理。1988(昭和63)年8月28日、SLあそBOYとして復活し、豊肥線、肥薩線で運行された。

 17年後の2005年(平成17)年8月28日を最後に「SLあそBOY」の運行は終了、83歳で退役した。JRグループの現役SLでは全国最古参であり、九州では唯一のSLだった。

 ―JR九州広報課は「何とか九州にSLの火を残せないものかと台枠の新製など思案しているところです」と話している。

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