くまにちコム



  2014年7月30日掲載

「アイドル」と「エコ」。一見、遠い関係に思える両者を組み合わせたユニークな活動を行っているグループがあります。身近で誰にでもできるお掃除≠通じて、若者のエコや環境意識を高めようという彼女たちの取り組みに密着しました!

   
 メンバーの高嶺燐さん(左)と佐藤心愛さん。「私たちの活動で街がきれいになるだけでなく、活性化にもつながれば」

熊本市中心街の下通アーケード。「0(ゼロ)」の付く日の夕方4時になると、アーケード内に耳慣れない女性グループの曲がかかり始めます。
 実はこれ、「熊本CLEAR'S(クリアーズ)」というローカルアイドルの曲。「クリアーズ」は、東京をはじめ名古屋、川越など、全国7都市で活動を展開する“お掃除アイドルユニット”です。 熊本では昨年12月から活動を開始。10日・20日・30日の月3回、下通繁栄会の有志で結成された「TEAM PARADISE(チーム・パラダイス)」や、ブログなどでの呼びかけで集まったファンらと共に、アーケード内の清掃を行っています。
 30分ほどの間に、タバコの吸い殻、空き缶、ガム、さらには謎の物体などが次々とビニール袋の中に…。一見きれいに見えるアーケード内も、側溝のフタや通りの隅には結構ゴミが落ちているのにびっくり!
 この日参加した30代の男性は、「普段街を歩いていても一人ではゴミを拾う勇気がありませんが、こうして彼女たちと一緒だとイベント感覚でできるし、清掃中に話ができるのもいいですね」と話します。 
 
ときには「なぜ、こんなものが?」というゴミが…



  
 
ライブ終了後はファンと一緒に公園一帯を清掃

 同グループを運営するアズィンプロダクション(熊本市)代表の脇坂一三さんによれば、「多い時はファンが10人前後参加します。クリアーズが参加するイベントなどでも、終了後の清掃活動が恒例になっています」。ファンが「○○に掃除に来て」など、ゴミの多い場所を教えてくれることもあるとか。6月からは、同じローカルアイドルの「くまCan」が週1回、辛島公園で行っている路上ライブでの合同清掃もスタートしました。
 街なかでの清掃活動にとどまらず、県内各地の公園のトイレ清掃や、幼稚園・保育園児向けの啓発イベント開催なども目指しているというクリアーズ。アイドルが発信するエコな取り組みの今後に注目です!
 
ファンの中には「側溝に詰まった吸い殻用に」とピンセットを持参する人も !

 

トップページページトップ



 

 暑い夏場は、入浴をシャワーで済ませる人も多いのでは? しかし、油断すると水の使用量がとんでないことに…。そんなときに便利なのが節水機能付きのシャワーヘッドです。最近は何やら、プラスα(アルファ)のうれしい機能が付いたものまであるそうですよ。

 生活用水を100%地下水で賄っている熊本市を例に挙げると、使われる水の約半分が家庭用水だそうです。つまり、各家庭での節水がとても重要というわけ。中でも、お風呂は家庭での水使用の約4分の1を占めるので、使用量だけでなく水道代などの節約にも効果てきめん。さまざまな機能によって水量を減らすことができる節水タイプのシャワーヘッドは、シャワーを利用する機会が増える夏場の節水対策として注目です。




高い節水率なのに
水の勢いは普段のまま

 大量の空気をヘッド内に取り込むことで、水流をボリュームアップさせて節水率を高めるという画期的な仕組み。3種類のアダプターで、好みに合わせて水量を調節できます。
アリアミストV/5400円


泡の洗浄作用で
毛穴もスッキリ!

 独自の特許技術で水中の空気をマイクロナノバブル化。極小の泡が毛穴の皮脂や汚れをスッキリ落とします。節水はもちろん、体を洗いながらお肌や毛髪のケアまでしたい女性にお薦め。
ボリーナ/1万80円


光の色で
湯温をお知らせ

 節水機能に加えて、ヘッドに内蔵されたLEDライトが、お湯の温度によってグリーンやオレンジなど5色に変化。ガス代の節約にも一役買ってくれます。
光と水の妖精/5122円

取材協力/東急ハンズ熊本店(鶴屋百貨店東館6階)


 
 「エコや環境が大事なのは分かるけど、わが家のことで精一杯」。そんな“平均的なママ”のちょっぴり脱力系コラムです。
筆者/よんぼ
熊本市在住。結婚6年目で4歳の長女、3歳の長男の2児を育てながら仕事も頑張るアラフォー・ママ。
 初めまして“よんぼ”と申します。人並みにエコや環境に対する意識は持っているつもりですが、それ以上に創意工夫と節約が大好き! そんな私の「結果的にエコ」なエピソードに、しばしお付き合いください。
 突然ですが、わが家は築40年のレトロな家…。ある年の夏、本能のおもむくままに冷房を使いまくっていたら、月末の電気代の請求を見てオーマイガッ! そこで、体感温度は変えずに電気代を減らすというミッションに挑みました。
 まずは、部屋中のありとあらゆる隙間にテープを貼り、子どもたちには「あとぜき」を強要…もとい、徹底しました。さらに、温かい空気が流れ込む廊下部分に、つっぱり棒×リングクリップでカーテンを設置。日が差し込む窓辺にはグリーンカーテンを置くなど、やれることはすべて試みました。
 すると、前月まで約2万円だった電気代がなんと7千円近くまで右肩下がり! な〜んだ、エコってダイエットより簡単じゃん(笑)。
 しかし、喜びもつかの間…。子どもたちにあまりにも厳しくあとぜきをしつけたので、エアコンをつけていない春や秋でもドアを閉めるように。その上、エコ意識の薄い旦那さまがドアを閉め忘れると「パパ、あとぜき!」と叱る子どもたち。ちょっと“英才教育”し過ぎたかな…、テヘ。




 言わずと知れた、宮崎駿監督の初期作品。劇中では、文明を崩壊させた過去の戦争の影響により、世界は「瘴気(しょうき)」と呼ばれる猛毒を放つ森に覆われ、人類は地球上のごく限られた場所でしか生きていけない状態になっています。科学技術の発達や進歩が本当に人類に幸福をもたらすのか…。そんなことを考えさせられる作品です。



 私たちの周りには「エコ」をうたった商品が数多くありますよね。しかし、エコだからといって買いそろえたり買い替えたりって、よく考えてみると「本当にエコなの?」と疑問に思う人も多いのでは…。そんな人にお薦めなのが本書。今、家庭で使っている生活用品をひと工夫して、「エコロジー」と「エコノミー」を両立させるアイデアが満載です。



エコモーションとはバックナンバー環境掲示板お問い合わせページトップ

くまもとエコモーションキャンペーン事務局
熊本市中央区世安町172 熊本日日新聞社広告局内
TEL 096(361)3344 FAX 096(372)8711 電子メールeco@kumanichi.co.jp