学校法人御船学園 平成音楽大学

音の多様化に対応できる人材育成へ
理事長・学長
出田 敬三
 ―昨年は、平成音楽大学の前身である熊本音楽短期大学が開学(一九七二年)して創立三十五周年を迎えた、記念すべき年でしたね。
 出田 記念事業として、数々のコンサートやイベントを企画しました。昨年十二月には学園創立三十五周年記念演奏会を開催、おかげさまで好評でした。また音楽の本場ヨーロッパで、実際に音楽文化と歴史に触れる、ウィーン、ローマ、パリを巡る九日間の音楽研修旅行も記念事業の一つとして行いました。引き続き今年三月まで創立記念のコンサートやイベントを開いていきます。一方、施設整備の面では、キャンパスの敷地の拡大や整備を継続して進めているところです。昨年十一月には「学生と教職員・卒業生等の語らいの場を」との思いで建設を進めていた「コミュニティセンター」が完成。木の温もりが感じられる、優しい雰囲気の建物になりました。これからも、御船の豊かな自然に囲まれた立地条件を生かし、光、空、風、緑を意識して、音楽大学にふさわしい環境づくりや空間づくりを進めていきます。

 ―学生や教職員、卒業生、そして学長ご自身もコンサートやイベントなど、さまざまな場面で活躍なさっていますね。
 出田 “音楽は生きたもの”ですから、学内だけでは学べないことを、学生も教職員もコンサートやイベントを通して学んでいます。個人的には、県からの委嘱を受け、熊本城築城四百年記念オペラ「南風吹けば楠若葉(はえふけばくすわかば)〜熊本城異聞〜」の作曲・指揮の初演を務め、熊本ならではのオペラを完成させました。また本学園が企画・運営する「九州音楽コンクール」が今年で十周年を迎えます。音楽文化の発展と若い音楽家たちの育成を目的に開催してきた本コンクールは、九州はもちろん、全国・海外からも参加があり、五月には十周年受賞記念コンサートが開催されます。

昨年11月に完成したコミュニティセンター
 ―今年はどのような年にしたい、とお考えでしょうか。
 出田 音楽の世界に限らず、新しいものが次々と求められる時代です。本学では、伝統を守りつつ、学生たちに感謝の心を常に持ち続けてほしいと願い、従来の教育内容も大切にしながら、演奏家・教育者はもとより、本来の音楽大学にはなかった音楽療法・幼児音楽教育などをいち早く取り入れ、音楽を通して、さまざまな分野で活躍できる人材の育成を目指しています。これからも、教育内容の改変やキャンパス内の施設の充実を図りながら、九州唯一の音楽単科の大学として、本学にしかできないグローバルな視野を持った学生を育てることで、社会に貢献できたらと思っています。

 所在地 〒861‐3295 上益城郡御船町滝川1658
[電話]096(282)0506(代)
 創  昭和47年4月 熊本音楽短期大学開学
平成13年4月 平成音楽大学開学
 名誉理事長 出田憲二
 学園の組織 ●音楽学科/声楽・ピアノ・管弦打(邦楽含む)作曲・電子オルガン・サウンドデザイン・音楽教育・音楽療法 
●幼児音楽教育学科
●音楽専攻科
●M.P.C. 
●M.B.C.(社会人のための)
 関連施設・機関 音楽療法情報センター、熊本オペラ芸術協会、九州音楽コンクール実行委員会事務局、女声合唱団「平成カンマーコール」
 取得できる資格 高校・中学教諭一種免許状(音楽)、音楽療法士一種、ホームヘルパー2級、幼稚園教諭一種、保育士

2008年元旦付熊本日日新聞掲載
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