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代表取締役社長
本田 一氏
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─社長に就任されて半年余りになります。どのような経営ビジョンをお持ちですか。
本田 百貨店として大事なことは、お客さまの満足度をいかに高めていくかに尽きます。郊外の大型ショッピングセンターと違うところは、商品はもちろんですが、多くの販売員がいることです。この人的資源をフルに活用して、お客さまに丁寧なおもてなしを提供していくことが、今後ますます大切になってきます。テナントのスタッフとも手を携えてサービスの向上に努めます。パーティーなどで出会う人から、従業員の応対について、お褒めをいただくことも多く、うれしく思っています。今年のキーワードは「迅速果断」。スピードを持って実行することです。お客さまの応対については各部門の責任者が徹底指導していくことで成果を上げたいと思います。
─顧客サービスで具体的に実践しておられることは。
本田 東館をオープンした年から「コンシェルジェ・サービス」というのを導入しています。各フロアの責任者(部長クラス)三十人ほどが中心となり、たとえば身障者の施設や老人ホームの方などを、予約制ですが、お買い物からお食事まで同行しご案内します。混雑が予想される催事などは開店前にご案内することもあり、とても好評をいただいています。
─ここのところ業績は厳しいようです。売り上げ増対策はどのように。
本田 食品と婦人服が大きな柱になります。この春はまずウイング館と本館一階の婦人用品売り場の改装をやります。夏ごろには不足している大型のブランドも投入する予定です。少ない投資で最大の効果を上げなければいけません。婦人服と食品は一年ごとにリニューアルしていきます。今期の業績はいまのところ、ほとんどの部門で前年を上回っていますので、後半の頑張りでもっと伸ばしたいと思います。
─社長は「ワクワクする感動を!」と言っておられます。これはどのような感動ですか。
本田 百貨店の魅力は楽しくて華やかな演出を散りばめることでしょう。たとえばクリスマス、お正月、バレンタインなどで季節の演出を、早く展開することです。おせち料理などもいろんな種類を陳列しましたが、お客さまはワクワクしながら見ておられるようでした。大型の催事なども夢を与えます。今年は日本いけばな芸術協会の「総合展」を秋に予定しています。
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鶴屋百貨店本館と東館
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─熊本の消費動向をどう見ておられますか。
本田 下げ止まりはしたと思います。しかし、まだ消費が回復したとは言えません。一部の好調業種の間では高額商品も動くようになりましたが、一般の消費は当分厳しい状況が続くのではないでしょうか。
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